【今日は何の日?】
1925年(大正14年) 10月15日
・朝鮮神宮が創建される。
1910年の韓国併合後、朝鮮統治を行う朝鮮総督府は、国家祭祀を儒教式から神道式に変える目的で
内地では別格の伊勢神宮を真似た特別な神社創建を計画。
・朝鮮総督府
その場所として、朝鮮王朝の太祖を祀る国師堂がある南山が選ばれました。
神社には誰を祀るかという点で論争があり、神道の原則からその地域の偉人や神である檀君を祀るべきと神道学者らは主張しますが
本日10月15日、天照大神と明治天皇を主祭神とする朝鮮全土の総鎮守、朝鮮神宮が創建されました。
・朝鮮神宮(官幣大社)
・関東神宮(同じく天照大神と明治天皇を祀る官幣大社)
現地の各家庭では神棚の設置と礼拝が奨励されるようになり
日中戦争が始まる1937年以降、皇民化政策が始まったことで朝鮮神宮への参拝を強要。
参拝を拒否した朝鮮人やキリスト教会は厳しい弾圧を受けることとなりました。
1945年の敗戦後、朝鮮神宮は植民地支配の象徴とされたため、跡形もなく破壊されます。
現在、朝鮮神宮のあった場所には南山公園があり、朝鮮独立活動家で有名な金九や安重根の銅像、記念館が建てられています。
・金九(自称 大韓民国臨時政府主席、戦後に李承晩と対立して暗殺)
・安重根(カトリック教徒、ハルビン駅で伊藤博文を暗殺)